大人の着物の着こなし・単衣編 6月~9月のコーディネート事例@花いち都屋 着方教室講師 阿部眞理子

2021年05月31日

いつもブログを見て頂きましてありがとうございます。
「花いち都屋」着方教室講師 阿部眞理子です。

5月中旬から気温が上がり暖かくなって来た頃から着物が袷から単衣にかわり、涼やかに着物を装いたい時期になりましたね。
北海道も暖かい時期が早くなりました。夏物と袷の間をつなぐ単衣を知って、おしゃれに単衣を楽しみましょう。
 

まず単衣とは…裏地のない仕立て。

胴裏、八掛をつけないので、着物本来の生地の落ち感を実感する仕立て方だと思います。単衣を知って大人の着物を極めましょう。

5月も着ていいの?『単衣』で先取りコーデ!「シーン別コーディネート」~北海道の着物専門店【花いち都屋】
 

単衣に向く素材

お召、縮の感触は単衣らしく涼やか。
塩沢紬はお召地で単衣に好まれますが、水に弱いので撥水加工(パールトーン)は必ずかけましょう。かけないとホント縮みます!縮みました(笑)
 

落ち感がよく肌に心地よい素材なら単衣に最適

縮紬

細かい格子の入った縮の着物
裏地をつけないため、生地の裏にも色が通っている織りの着物なので
裏側が見えても安心。


 

黄八丈

単衣のあとに袷にしてもいいですね。
つるりとした光沢のある織物。
生地に張りがあるので落ち感もよく、水にも比較的強い。


 

洒落小紋

単衣向き変わり織り。
最近は変わり織りの白生地があり、水色のぼかしに染めた小紋。
裏まで色が通っているのでやはり単衣向き。




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小物使いで一枚の単衣を何通りにもっ!

6月前半




まず半襟から夏を取り入れましょう。
半襟 絽目の夏物。
盛夏でないのであれば絽縮緬。
帯揚げ 絽目のある夏物。
半襟同様あれば絽縮緬。
帯締め 帯締めに季節はないが、単衣や薄物には細めでボリュームのないもので色は寒色系。
長襦袢 5月から9月まで使える紗の様に透ける絹や絽など。
色は白が基本。
 

6月後半




小物も帯も夏物に変えましょう。
半襟 6月前半から引き続き絽目のあるもの。
できれば絽縮緬。
盛夏には平織の絽に変えて。
帯揚げ 絽目のあるもの。
できれば絽縮緬。
薄物に近づく季節は薄い色の帯揚げが基本。
帯締め 細めでボリュームのないもの。
帯と着物がすっきりしているときは帯締めで色を加える。
 

9月前半




まだまだ暑さを残しているので帯は夏帯のままでその分小物の色を秋らしい雰囲気に仕上げます。
 

9月後半




帯を冬帯に変えます。
9月の場合、15日を過ぎたら帯も小物も袷用にしましょう。
 

単衣って必要?

たった2ヶ月のためだからと単衣を着ないようにしていた人もいるのでは(・・?)

実際、わたしも始めの頃は単衣なんか持ってなくて大丈夫だと思っていましたが、最近気候も変わり自分自身の暮らしも変わって、単衣の必要性を感じるようになりました。
私の変化は着物歴が長くなって単衣の時期に着物を着る機会が増えたこと(食事会、展示会など)
あとは気候の変化で、穏やかに季節が移り変わらなくなってきて5月でも夏日があったり10月なのに残暑で袷を着たら汗ビッショリに(;´Д`A ```
着物に汗が染みてしまったり(;;)
これは単衣がないと大変(≧∇≦)

5月、10月でも気温の高い日はどんどん単衣を有効活用していきましょう。

単衣の時期は半襟や帯揚げ、帯締めなどで調節して、特に半襟は目立つ場所なので手を抜かず、暦に合わせることで季節感を出すことができます。
単衣の幅が広がった分、小物は手抜きをしないで季節を表現しましょう。
そんな装いが大人のおしゃれだと思います。

6月、9月に限らず単衣にピッタリ合う名古屋帯の一重太鼓の結び方を教えていますので着付教室にいらして下さいね。

次回は大人の着物の着こなし浴衣・夏着物編の予定です。
お楽しみに。

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